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2018年4月30日月曜日

第八回 新潟オーディオシアターショウ レポート その1



 2018年4月28日29日、今回よりforMusic新製品発表会から新潟オーディオシアターショウと名前を変えて新潟のフォーミュージック主宰によるオーディオイベントが朱鷺メッセにて開催されました。

 回を増す毎に規模が少しずつ大きくなってきていますが
今年は、アッカが新規で参加しましてブースも一つ増え
オーディオ評論家の三浦先生の講演会も開催されるなど
地方のオーディオショウとしては非常に充実した内容のイベントに育ちつつあるのかなと思います。

今回注目したのは、
アッカ率いるYGサウンド
太陽インターナショナル、dCS30周年記念モデルのVivaldi ONE
アクシスのFMAcoustic、ルーメンホワイトKYARA
エレクトリの注目スピーカーMAGICO、A3
など。順を追って感想を綴っていきたいと思います。



■エレクトリ MAGICO A3


会場へ着いてまず始めに聴いたのがこのMAGICO
もっともお求めやすいMAGICOだと説明するエレクトリ
Aシリーズがお披露目されてまだ間もないですが、日本で聴けたのは九州オーディオフェアから2回目とのこと。
 日本での公式発表はまだで価格は約160万円を予定しているらしい。


そして青く輝くパネルが見る人を引きつけるMcIntoshの新しいパワーアンプMC1.25kw
1000Wを超えるパワーアンプですが触ってみるとそれほど発熱しておらず
電源環境さえ整えられるのら手軽に導入できるのではないかと感じた。
また、マッキン伝統のブルーアイズとエメラルドグリーンに光ロゴは豆電球からLED偏向されており、今までのブルーアイズよりもいっそう青空のようで南国の海のような濃い青を見せてくれる。
 ただこのパネルは壊してしまうと一個40万円かかるとのこと。LEDだからそうそう壊れないとは思う。


 エレクトリブースの見所はなんと言ってもそのNORDOSTだ。
今年も最上位モデルのODINがふんだんに使われており、スピーカーよりもアンプよりもケーブルが高い状態になっていた。
マッキンのMC1.25kwとA3とODINこれは完全におかしいのではないかと尋ねると
いや新製品ですからもってきましたと笑顔で答えられた。


 ODIN ACパワーケーブルが一本遊んでいた。
どうやらNASにまでODINを使うのはやめたらしく
NASにはblueheavenが刺さっていた。
 これ一本あまってるみたいだけどお持ち帰りできると聴くと、
エレクトリは持ち回しのためにデモ機レンタルは出来ないとのことだった。


NADAC プレイヤー2
McIntoshのプレイヤーとプリアンプ。



さて目玉のMAGICO A3だ。
去年はフラグシップラインのMシリーズM3が朗々となっていただけに
A3の四角く小さなボディは、おとなしく感じる。

ラインナップで言えばA3からではなくA1からはじまるのが筋だとは思うのだけど
音を聴いてみて何となくこの3と言う数字の意味を理解した。

 公式プレゼンで3曲聴いたが、どうもQシリーズにある黒さや緻密さがあまり感じられず
どちらかというと箱が中で共鳴しているのが強く感じられた。
しかしその代わりS1とS3の中間くらいの低域の量感があり絶妙な調整がされているように思う。
 曲によっては低域がうるさく感じるし、MAGICOというメーカーにしては全体のイメージが荒い。
もし買うならA3よりも断然中古のS1が良いと思う。


■D&M B&W800D3


 去年散々だった、ゼファンとD&Mのコラボだったが今年は音源がアナログだったせいかD3シリーズの新たな顔が見られたと思う。

 スピーカーはもちろん800D3、パワーアンプがクラッセ
プリアンプがConstellationのPreamp1.0
上流はアナログPROJECT AUDIOのVIENNA 175



 エージングが進んだのか、アナログとコンステそしてクラッセの組み合わせがよかったのか要因はいくらでも挙げられそうではあるけれど、
好きなタイプのB&Wの音がしていた。
 D3になってからの音の滑らかさ、音のまとまりの良さをもちつつも
音楽のディテールをしっかりと描いていたと思う。

 800シリーズはハイエンドすぎずのミッドハイラインありのセットが丁度良いように感じた試聴会。

音よりも、アビーロードスタジオの話がすこし気になった。

Chopin: the Legendary 1965 Rec - 英雄ポロネーズ
Musica Nuda - Guarda che luna
I Love... - Who Cares (ジョージ・ガーシュウィン)

■フェーズメンション




ソナスファベールのSerafino Tradition初対面。



■特別企画 三浦孝仁先生によるハイレゾ入門 with エソテリック



せっかく新潟に三浦先生がおいでになったと言うことで聴いておきたかったハイレゾ入門。
 間接照明入れていたり去年とは気合い大分違う。
 ハイレゾの説明と、CDとハイレゾ音源の比較試聴が行われた。
同じ曲を二回ずつ聴いていくというシンプルな試聴会だ。
同じ音楽を連続で聴くというのは退屈なのだけど、ハイレゾがなんなのか体感するにはもっとも現実的で原始的な方法だろうと思う。
ハイレゾ音源はエソテリックのN-01のUSBからUSBメモリーを媒体に再生された。
アンプは、Grandioso F1。一般向けに出来るだけ低価格路線で何とかしようとした形跡が感じられる機材構成。

内容はともかく三浦先生の声がダンディーだった。

井筒香奈恵 レイドバック2018 - サクセス
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ボストン交響楽団 & アンドリス・ネルソンス
Glorious Peasant - Imeadiately Blessed

■アクシス ルーメンホワイト KYARA


三浦先生の講演会を30分で抜けて自由演奏時間のアクシスブースへ足を運んだ。
これまでプレイヤーとし使ってきたMSBのユニバーサルプレイヤーはOPPOのメカ供給が厳しく鳴ったことを理由に廃盤となったようでNAPでの再生のみになっていた。

その代わり、540万円のReference DACがポンと置いてあるのでした。

いつもの如く後ろの方でゆったりと椅子に座ってタブレットを操作しているアクシスの山本さんが適当に音楽を流していた。
今思ったらジルジョアフマンティをリクエストしておくべきだった。

 2回目の倒産となってしまったフィニッテのラック。これはもう会社の資産か…
輸入中止となったウィルソンはどうやら結構前から辞めるのを決めており
ショップも把握していたとのこと。
どうにも売れ行きが上がらず、向こうからの圧力がかなりあったとかなんとか…
いろいろと大人の事情があったようだ。
 アクシスの顔、forMusicの主力商品であるウィルソンの取り扱いがなくなってしまうのは残念で仕方ないけれど、これまで販売されたウィルソン製品はSystem5や6と名機が多くこれからも愛されていくだろうと思う。WilsonAUDIOは終わってはいないのだ。

しかし、このルーメンホワイトKYARAはショップ店頭へ納品されるとのことで後日余裕があったら聴きたい。

■太陽インターナショナル AVALON & dCS Vivaldi ONE


 話題の一体型プレイヤーVivaldi ONEとAVALON、ジェフローランド、ケーブルはカルダス。
 えらくゆるい感じで公式試聴会がはじまった。
AVALONもまた初対面だ。あのAVALON DIAMONDとジェフローランドを前に拝むような気持ちで構えてしまった。
そこへ加えてdCSというのだからこれはもういい音が約束されているようだ。
Vivaldi ONEは、一体型と言いつつもVivaldi clockがマスタークロックとして追加されていた。
えらく分厚いONEの筐体にクアドラのラックがあまりにも貧弱そうで間違えて檻に入れられてしまったゾウのような少し苦しそうな印象を受けた。
クロックはVivaldiと同等のものが入っているが電源やアクセサリーの関係で外付けの方が有利とのことでもってきたという。




でかい、そして高い。(770万円)


もう一つ気になったのは、あのdCS専用リモコンで、どうやらプラスチックの小さいリモコンはもう作っておらずあの高級巨大リモコンだけだという。

 ジェフローランドそしてAVALONは夜空に瞬く星のようなサウンドだと説明が入ったけれどまさにその通りで
プラネタリウムのようにスピーカーの後方へ広く広く音像が広がった。
決して押しつけがましくないのにディテールや音像感をしっかりと維持しつつも
音楽の揺らぎやふくよかさを両立させたまさに音楽性とテクノロジーを融合させた稀有な理系スピーカーだ。
 最近はYGやMAGICOに押されがちではあるけれどAVALONの良さはまた違う世界があると感じさせられた。まさにハイエンドAUDIOの世界だ。

Radio K.A.O.S. - The Tide Is Turning (After Live Aid)
ギター・ルネッサンスⅢ[翼] - 天国への階段

■ステラゼファン


スピーカー TIDALのアゴリア SE
アナログプレイヤーにSMEのMODEL 20MK3
CH L1 M1 mono
ケーブルはクリスタルケーブル
電源は例のSTROMTANK のS5000

いつもの如くやり過ぎのシステムではあるけれど、コレまでに感じたことがないくらいに優雅でウォームなサウンドで、今日一番上品な音が出ていたように思う。
 アゴリアSEは見た目もグロスウッドで非常に美しい仕上がりではあるけれど
アナログ音を聴くと、そのあまりにも繊細で奥行きのある音にうっとりとする。

 アゴリアSEといえば5年前のこの新潟オーディショウ初参戦で聴かせてもたらった思い出のあるスピーカーだ。こうしてまた新潟にお目見えしたことが何とも嬉しい。

フォーミュージックの関本社長。
レコードの方面すべてしっかりと聞き込んでいた






NORDOST、トラペなど高すぎるケーブルメーカーとして名高いクリスタルケーブルが初お目見え。
 もうこのケーブル資産ですよ資産。そういうのはフォーミュージックの主任。
 写真で見るとしなっとした荷造りビニールヒモくらいにしか見えないが
実物を見ると、金と銀の輝きであり手にもってみると見た目に反してかなり重い。
コネクタも案外ずっしりとしていて造りに抜かりはないようだ。
 いくらか話していたらクリスタルケーブルだったらいつでも貸せますよと強く言われた。
借りる”だけ”ならと軽く返事をしておいた。

ついでにアゴリアSEは店頭へ展示処分品が出品されるようなので
店頭のAルームは大型スピーカーで大混雑だ。

 ステラゼファンの音がこんなにも優しい音ということに何よりも驚いた。
現在のソナスになにも感じなくなったあなたにオススメしたい美音木工系スピーカーTIDALかなと思う。
アゴリアSEは身長とお値段が高すぎるが、AMATIぽいPIANO DIACERAは割と現実的だ。

17時になり、公式での演奏が終了した。
今年もまた、最後の1時間、怒濤の自由演奏時間がはじまるのか。

その2へ続く。




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